前回の「歯科診療補助実習」の続きで、顎模型を使用して「仮り歯」の製作の仕上げを行いました。学生たちは、歯科医療の現場で必要とされる基本技術を一つひとつ丁寧に確認しながら、真剣な表情で作業に取り組んでいました。

様々な工程に戸惑いながらも、完成した「仮り歯」を手にした瞬間には、達成感とともに専門職としての自覚が芽生え始めている様子が見られました。

こうした実習を通して、技術だけでなく、責任感や判断力といった職業人としての姿勢も育まれていきます。臨床実習に向けて、確かな技術と心構えを備えた歯科衛生士を目指し、学生たちは日々成長を重ねています。
令和7年11月9日(日)、北九州市男女共同参画センターにて開催された第20回「いいな、いい歯」フェア(主催:小倉歯科医師会、小倉北区すこやかライフ推進協議会)に、本学院も参加いたしました。当日は「お口に関する体験・イベント」コーナーで、学院ブースを出展し、「歯ブラシデコ」や「ブラッシング体験」を通じて、来場者の皆さまと楽しく交流することができました。

ボランティアとして参加した1年生の学生4名は、終始笑顔を絶やさず、丁寧な対応で、歯ブラシの柄に歯ブラシ用ピンセットで、かわいいキラキラパーツを貼りつけたり、正しい歯みがきの方法やお口の健康の大切さをわかりやすく伝える役目をしっかりとこなしていました。子どもから大人まで幅広い世代の方々に楽しんでいただき、学生たちにとっても貴重な実践の機会となりました。また当日は、中学生や高校生の来場もあり、学生たちが活動する姿を間近に見ていただくことで、本学院の学びや歯科衛生士という職業への関心を高めていただく良い機会にもなりました。進路を考える若い世代にとって、将来の選択肢のひとつとして歯科衛生士の魅力を知っていただけたことは、広報活動としても大きな意義があったと感じています。

さらに学生自身も、歯科衛生士会、栄養士会、歯科技工士会、九州歯科大学口腔保健学科などのブースを訪れ、歯科衛生士が患者さんの健康を支える専門職であること、そしてその使命ややりがいについて改めて実感する学びの時間となりました。こうした地域のイベントを通じて、歯科衛生士という職業の魅力や社会的な役割を広く 知っていただけることは、私たちにとっても大きな喜びです。

ご来場いただいた皆さま、そして温かくご協力くださった関係者の皆さまに、心より御礼申し上げます。
令和7年11月8日(土)に「専願入試(自己推薦方式)」を実施しました。 歯科衛生士を志す多くの受験者の皆さんが、真剣な眼差しと熱意を胸に試験に臨まれていました。 その姿からは、未来への強い意志と希望が感じられ、私たち教職員も大いに励まされました。次回の入試は「一般入学試験 第1期」となります。 一般入学試験は【12月・2月・3月】の3回の実施を予定しております。受験をご検討中の方は、ぜひ早めの出願をご検討ください。歯科衛生士としての第一歩を、ここから踏み出してみませんか。 皆さまの受験を心よりお待ちしております。

1年生も九州歯科大学付属病院見学実習を終え、専門的な科目の学びが本格化しています。歯科衛生士としての第一歩を踏み出したこの時期、学院内では、実習に真剣に向き合う姿や、仲間と学びを深め合う光景があちらこちらで見られます。

写真は「口腔解剖学Ⅱ」の様子です。口腔解剖学の先生方から説明を受けながら、「口腔解剖学Ⅰ」で学んだ歯の形態や特徴をもとに、立体的な歯冠形態を身につける実習が行われました。

これからも学生一人ひとりが、様々な実習を通して確かな歩みを重ね、歯科衛生士としての成長を遂げていくことを期待しています。
九州歯科大学附属病院での実習が無事に終了いたしました。学生たちは緊張の中にも真剣なまなざしで取り組み、日々の学びを現場で確かめる貴重な時間となりました。2年生は今後、地域の障がい者施設での実習を経て、年明けにはいよいよ、一般歯科医院での臨床実習が始まります。患者さんと直接向き合う場面が増える中で、より実践的な視点と柔軟な対応力が求められるため、臨床実習までの間に学院内で様々な実習を行っていきます。

写真は「歯科予防処置実習Ⅱ」の様子です。「歯科予防処置実習Ⅱ」では、グループ別に交互に患者さんの役を交代しながら歯石取りの練習に臨んでいます。

また、「歯科診療補助実習」では、顎模型を使用して、仮り歯を作る練習に臨んでいます。現場で専門職としての自覚と責任感が一層育まれていくためにも、臨床実習に出る前に、基本的な技術を習得して現場実習を迎えてほしいと思います。